トヨタの株は「枕」にしておくつもりだったが、安眠なぞ出来なくなってしまった。社長はまるで雲隠れしたかのように姿を見せないし、大得意さまのアメリカ運輸長官が本社の社長と直接話したいといっているのにまだやってないようだ。決して逃げ隠れするような人じゃなく、むしろトヨタ精神そのものの人。トヨタ精神とは現場主義だ。きっと今、現場で連日徹夜で陣頭指揮を続けているのだろう。なんの陣頭指揮か? 今のトヨタにとって非常に重要だと思われる記者会見にも出席せずに、社長が現場に自ら乗り出さねばならないほどの大事なこととは、いったいなんだろう。それは欠陥の「原因究明」ではないのか。とすると、トヨタですらこの事故の原因が掴めていないと言うことではないのか?
よくわからないと言うことがリスクである。トヨタ株はリスクとなってしまった。心配のしすぎかも知れないが、リスクは小さい方がいい。
6 件のコメント:
英語もほとんど理解出来ませんがすごい事になっているのはわかります。
アメリカのワシントンポスト、ニューヨークタイムス、huffingtonポスト、ウオールストリートジャーナル、USA TODAYではすべて1面で取り上げております。
特にhuffingtonポストはすごい書き方。
昼間のMXテレビのストックボイスでは事件・事故は「買い場」とか言っており、さらに出来高を見るとセリクラみたいですが・・・・
運輸長官とだけは結局電話で話をしたようですね。でも消費者に対して社長が直接説明をすることはまだしていない。ホントにいったいどういうことなんでしょうね。
今回の騒動に関する、Times元東京特派員による”日本人論”があります。言い得て妙です。
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/columnists/guest_contributors/article7015730.ece
まさにキップリングが書いた通りですね。「西は西、東は東、 never the twain shall meet」。そうかも知れないけれど、外国にものを売っておカネを得ている人は、これぐらいの「西」は知らなくてはいけないことだと思います。
「臭い物には蓋」
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704533204575047370633234414.html?mod=WSJASIA_hpp_LEADNewsCollection
トヨタの社長がようやく会見しましたね、日本の投資家さんから見ても評判は芳しくないようですが上記のウオールストリートジャーナルの記事はトヨタだけではなく日本の企業風土にまで言及しています。
日本の新聞ではこういった記事が読めないのが残念です。
どうなんでしょうね。われわれの世代の感覚では、あのトヨタの株の時価総額が、すべての国内自動車メーカーの合計より大きいと言うこと自体、驚倒するべき異常事態なんです。やっぱりバブルだったのかもしれない。
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